このサイトについて
沖縄県が公表している「沖縄県PDCA実施結果(別のタブで開きます)」の報告書を読み取り、施策と取組がどこまで進んだかを見やすくまとめ直した非公式のサイトです。Code for Okinawa が作っていて、県は関わっていません。
このサイトのなりたち
私たちは2021年に、新・沖縄21世紀ビジョン基本計画の骨子案を読む会として「沖縄未来提案プロジェクト(別のタブで開きます)」を行いました。 貧困対策・環境・交通・観光・防災など分野ごとの部会に分かれ、それぞれの分野で活動する人たちの知見を持ち寄って、骨子案を読みました。
その計画が令和4年度に始まってから4年。県による評価もR4〜R7の4年分が公表されています。 そこで決められた計画や施策のいまを振り返るために、このサイトを作りました。
サイトの名前「おきなわ、みらい、いま」には、計画が描いた沖縄のみらいが、いまどこまで来たかを見る、という意味を込めています。 縮めて「みらいま」、SNS のハッシュタグは #okinawa_miraima です(SNS で話す)。
沖縄県PDCAとは
沖縄県は「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画(別のタブで開きます)」を進めるため、実施計画(別のタブで開きます)に並ぶ施策と取組について、計画(Plan)・実施(Do)・検証(Check)・改善(Action)を毎年度まわしています。 その検証結果が「沖縄県PDCA実施結果(別のタブで開きます)」で、毎年度、前の年度の分が公表されます(公表の時期は年度によって違い、令和4年度対象は令和6年3月、令和5年度対象は令和6年11月、令和6年度対象は令和7年8月、令和7年度対象は令和8年8月)。仕組みは県の「沖縄県PDCAの概要(別のタブで開きます)」で説明されています。
計画の階層と指標のつながり
1つの将来像に 基本施策 4〜13
基本施策36
将来像を実現するための大きな柱
主要指標49
基本施策の最終的な成果をはかる(1つの基本施策に 1〜4)
1つの基本施策に 施策展開 2〜7、施策 4〜29
施策339
分野ごとの取り組みのまとまり。県が毎年付ける(A〜G)は、主な取組の「順調」の割合と成果指標ので決まる
成果指標391
施策の成果(くらしや地域の変化)をはかる(1つの施策に 1〜4)
1つの施策に 主な取組 1〜14
主な取組1,534
施策を進める手段として県が選んだ事業
活動指標
取組の活動の量(回数・件数など)をはかる。計画に対する実績がになる
- 主な取組は、県の事業のすべてではありません。県が実施計画で、施策ごとに「課題の解決に向けた手段となる具体的な事業等」として選んだもので、PDCAはこの主な取組を対象にしています。 県の一般会計(令和7年度当初 8,894億円)に対して、このサイトで集計した主な取組の予算事業はR7の決算見込額で約3,129億円です (一般会計には人件費や借金の返済も含むので、比べるのは目安です。予算の財源のしくみ)。 主な取組に入っていない県の事業のほか、国・市町村・民間の取組もあり、成果指標の数字はそれらや社会情勢にも左右されます。 「取組は順調だが、成果は遅れている」施策では、こうした主な取組の外の要因が効いていることもあります。
- R4〜R6は前期実施計画(別のタブで開きます)(目標年度R6)、R7からは中期実施計画(別のタブで開きます)(R7〜R9、目標年度R9)です。R7で取組の一部と指標の基準値・目標値が見直されています。
用語
本文の点線の下線が付いた言葉を押しても、同じ説明が出ます。
- 将来像
- 新・沖縄21世紀ビジョン基本計画がめざす沖縄の姿です。5つあり、その下に基本施策(36)・施策(339)が並びます。
- 基本施策
- 将来像を実現するための大きな柱です(36)。それぞれに、最終的な成果をはかる主要指標があります。
- 施策
- 新・沖縄21世紀ビジョン基本計画で示された、分野ごとの取り組みのまとまりです(339)。実施計画で、それぞれに成果指標と主な取組が決められています。
- 主な取組
- 施策を進める手段として、県が実施計画で選んだ事業です(令和7年度は1,534件)。施策で行われる事業のすべてではありません。
- 進捗状況
- 主な取組の活動指標の実績が、その年度の計画に対してどこまで進んだかの県の判定です。90%以上が「順調」、75%以上が「概ね順調」、60%以上が「やや遅れ」、60%未満が「大幅遅れ」です。
- 活動指標
- 主な取組ごとの、活動の量をはかる指標です(例: 協議の回数、補助の件数)。
- 成果指標
- 施策の効果をはかる指標です。県民のくらしや地域がどう変わったかを数字で見ます(令和7年度は391指標)。
- 主要指標
- 基本施策の最終的な成果をはかる指標です。施策ごとの成果指標より大きな単位の数字です。
- 基準値
- 計画をつくったときの値です。達成率は、ここから計画値に向けてどこまで進んだかで計算します。
- 計画値
- 成果指標が、その年度に届いているはずの値です。計画期間(3年)の年度ごとに決まっています。
- 実績値
- 成果指標・主要指標の実際の値です。統計の公表を待つため、報告の年度より前の年度の値を載せている指標が多くあります。
- 目標値
- 計画期間の最後の年度(前期はR6、中期はR9)にめざす値です。
- 見通し
- 目標値に届くかどうかの県の見立てです。「目標達成」「目標達成の見込み」「達成に努める」「達成は困難」の4つです。
- 達成率
- (実績値 − 基準値)÷(その年度の計画値 − 基準値)× 100 で計算します。計画値に届けば100%、基準値より悪くなるとマイナスです。
- 推進状況
- 県が施策ごとに、主な取組のうち「順調」の割合と、成果指標の達成率を組み合わせて決める判定です(A〜G)。境目は40%と80%です。
- 実施計画
- 令和4〜6年度は前期実施計画、令和7年度からは中期実施計画(令和7〜9年度)です。令和7年度に指標と基準値・目標値・計画値が見直されました(基準値・目標値が前期と同じ指標もあります)。
- くらしのテーマ
- このサイトが独自にまとめた分類です。県の計画の分類ではありません。施策・施策展開・基本施策の名前に含まれる言葉で振り分けています。
- 個別計画
- 観光・離島・教育・環境など、分野ごとに県がつくる計画です。新・沖縄21世紀ビジョン基本計画の施策を分野ごとにくわしく決めています。沖縄県PDCAとは別に、計画ごとに評価を公表しているものがあります。
- 観光ロードマップ
- 「沖縄観光推進ロードマップ」。第6次沖縄県観光振興基本計画(令和4〜13年度)の施策を具体化した実施計画で、前期はR4〜R6です。成果指標と主な取組を毎年評価しています(観光ロードマップPDCA)。施策の番号は沖縄県PDCAとは別です。
- 一括交付金の事後評価
- 沖縄振興特別推進交付金(ソフトの一括交付金)を使った県の事業ごとに、成果目標の達成状況を毎年評価したものです。沖縄県PDCAの主な取組の評価(活動の量を計画と比べる)とは別の評価で、同じ事業でも結果が違うことがあります。交付金は国が8割、県が2割を負担し、県が自分で選んだソフト事業に使えるお金です。
- 評価検証報告書
- 新・沖縄21世紀ビジョン基本計画の折り返しに合わせて、県が令和4〜6年度の成果と課題を基本施策ごとにまとめた報告書です(令和8年5月公表)。
くらしのテーマについて
くらしのテーマ(24テーマ)は、このサイトが独自にまとめた分類で、県の計画の分類ではありません。 施策の名前・施策展開の名前・基本施策の名前に決まった言葉(例: 子ども・子育てなら「子ども」「保育」「ひとり親」など)が含まれる施策を、そのテーマに入れています。 どの施策もいずれかのテーマに入るように言葉を選んでいて(いまどのテーマにも入らない施策は0)、1つの施策が複数のテーマに入ることもあります。 主な取組・成果指標は、その施策のテーマに加えて、取組・指標の名前に言葉が含まれるテーマにも入れています。 言葉の一覧と、人が直すための追加・除外の指定は、リポジトリの data/reference/themes.json にあります。
出典
沖縄県「沖縄県PDCA実施結果(別のタブで開きます)」の総括報告書(将来像1〜5の本文と付属資料)と、予算・財源と取組ごとの活動・検証・改善案については各部局が公開している「主な取組」検証票(沖縄県PDCA(別のタブで開きます)の各部局のページ)です。
- 令和4年度: 沖縄県PDCA実施結果(対象年度:令和4年度)(別のタブで開きます)
- 令和5年度: 沖縄県PDCA実施結果(対象年度:令和5年度)(別のタブで開きます)
- 令和6年度: 沖縄県PDCA実施結果(対象年度:令和6年度)(別のタブで開きます)
- 令和7年度: 沖縄県PDCA実施結果(対象年度:令和7年度)(別のタブで開きます)
各施策・各取組のページの「出典」から、元のPDFの該当ページを開けます(zipで公開されている年度はzipへのリンクです)。
沖縄県PDCAのほかに、次の県の公表資料も読み取っています。
- 観光ロードマップ: 沖縄県「沖縄観光推進ロードマップ(別のタブで開きます)」の年度別の「沖縄観光推進ロードマップPDCA実施報告書」(R4〜R6)。第6次沖縄県観光振興基本計画の実施計画の評価です。
- 施策のページの「一括交付金(ソフト)の事業」と一括交付金の事業をさがす: 沖縄県「沖縄振興特別推進交付金の事後評価(別のタブで開きます)」の総括表(成果目標・評価)と検証シート(施策のコード・予算の執行・今後の方針)(R4〜R6)。沖縄県PDCAとは別の評価で、主な取組とは結び付けていません。
- 基本施策のページの「県によるふりかえり(R4〜R6)」: 「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画 評価検証報告書(別のタブで開きます)」の第2章(基本施策の推進による成果と課題)。
作り方
- 県のサイトから報告書のPDF・zipを取得します。
- PDFの表を機械的に読み取り、施策・主な取組・成果指標・主要指標の表にします。
- 件数を県の概要版の公表値と突き合わせます。施策(339)・主な取組(1,539/1,539/1,539/1,534)・成果指標(393/393/393/391)・基本施策(36)は、4年度とも公表値と一致しています。
- 観光ロードマップ(R5・R6 とも主な取組291件・成果指標100、進捗状況の内訳と「前進」の数)と、一括交付金の事後評価(R4 181・R5 179・R6 176事業と評価の内訳)も、県の公表値と一致しています。
このサイトでの数え方
- 「順調」の割合は、その年度の報告にある主な取組のうち、進捗状況が「順調」のものの割合です(「記載なし」も分母に入れています)。
- 成果指標の達成状況は、計画値に対する達成率で「100%以上」「60%以上100%未満」「0%超60%未満」「0%以下」に分けています。報告書に「達成」とあるものは100%以上、「未達成」は0%以下、「-%」などは「達成率なし」です。
- 主な取組の件数は、県の数え方と同じく延べ件数です。1つの取組が複数の施策に載っている(再掲)ことがあり、それぞれ1件と数えています。
- 年度をまたいだ同じ取組・同じ成果指標は、同じ施策の中で名前が同じもの(空白や句読点の違いと、「子ども」「子供」「こども」・「障害」「障がい」の書き方の違いは無視)です。R7の報告から県の書き方が「こども」に変わったため、書き方の違いだけのものは同じ取組・指標として4年分をつないでいます。
- 4年のうち3年以上遅れた取組は、4年とも報告にある取組のうち、進捗状況が「やや遅れ」「大幅遅れ」「未着手」だった年度が3年以上あるものです(間に順調の年度をはさむものも入ります)。「R5からR7まで続けて遅れ」は、R5・R6・R7と続けて遅れていて、今も遅れている取組です。どちらも取組をさがすの「4年間の様子」で絞り込めます。
- 予算と財源は、各部局の「主な取組」検証票に書かれた予算事業の金額です。同じ予算事業が複数の取組に同じ金額で書かれていることが多いため、同じ予算事業・財源・金額は1回だけ数えています。桁の誤記と見られる金額(同じ行の0でない他の金額の50倍以上・10億円以上で、他の年度の報告でも裏付けられないもの)は合計から除き、ページに一覧しています。
- 部局は、その取組の最新の報告での所管部局で数えています。令和5年度の組織再編より前(R4)の取組も、再編後の部局に寄せています。成果指標の担当部課のR4の旧部局名は、その課の取組がR5で最も多く移った先の課に読み替えています。
注意点
- 非公式のサイトです。Code for Okinawa が作っていて、県は関わっていません。PDFからの読み取りには誤りが含まれる可能性があります。数値を引用するときは必ず元の報告書で確認してください。
- 主な取組の進捗の内訳が、概要版と数件ずれることがあります。報告書の進捗状況の欄が空欄や「-」の取組(R5で3件、R6で15件、R7で3件)は、このサイトでは「記載なし」としています。県の集計ではこれらも「順調」「未着手」などに数えられています。
- 施策の推進状況(A〜G)は、施策総括表に印字された判定をそのまま使っています。印字された判定は、どの施策も概要版の区分表(主な取組のうち「順調」の割合と、成果指標の達成率)のとおりです。ただし区分ごとの件数は概要版とずれます(R5は最大10件、R6・R7は数件)。成果指標が2つ以上ある施策で、施策総括表は各指標の達成率をそのまま平均した値で判定していますが、概要版の件数は各指標の達成率を100%で頭打ちにしてから平均した値で数えているとみられます。そう計算し直すと、R7の件数は県が集計で「その他」に回した3施策の分を除いて概要版と一致します。R4は施策ごとの判定が公表されていないため「未公表」としています。
- 計画値に届いた成果指標の数は、概要版の数と少しずれます。このサイトは報告書の達成率が100%以上のもの(「達成」と書かれたものを含む)を数えています(R4 205・R5 205・R6 220・R7 205)。概要版の「計画値を達成」の数は R4 204・R5 211・R6 220・R7 204 で、県がどの指標を数えたかは公表されていません。
- 成果指標の達成率は、その年度の計画値に対する割合です。R7から目標値・計画値が新しくなったため、R6以前とR7以降の達成率は単純には比べられません。実績値は報告時点の最新値で、統計の都合で前の年度の値のことがあります。
- 施策ページの決算見込額は合計しないでください。同じ予算事業の金額が、複数の取組に重ねて書かれていることがあります。合計は予算と財源で重複を除いて出しています。
- 部局の検証票が手に入らない取組があります。病院事業局(表が読み取れない・R4はリンク切れ)、県警本部のR6(公開ページが見当たりません)、文化観光スポーツ部のR7の一部(公開ファイルに一部の取組しか載っていません)、企画部・商工労働部の一部(県のページに前の年度の検証票が掲載されていて、その年度の票がありません。前の年度の金額などを載せないよう、取り込んでいません)。
- 年度をまたいだ取組・成果指標の対応は、名前が同じかどうかで判断しています。書き方の違い(「子ども」「こども」など)のほかに名前が少しでも変わると、別の行(別の取組のページ)になります。取組のページでは、同じ施策で前後の年度に載っている取組のうち、同じ予算事業を使うものや名前が似ているものを「関係がありそうな取組」として示しています。
- 取組のページの活動内容・検証・改善案は、部局の検証票の文章をそのまま載せています。空欄の欄と、表の形が崩れていて読み取れなかった欄は表示していません(4年分の延べ6,064取組のうち15件)。
- R5の報告書の成果指標の達成率は、25指標が概要版に書かれた計算式と合いません(実績値÷目標値で計算したと見られるものなど)。このサイトは報告書の値をそのまま載せています。
沖縄県PDCA以外の資料の注意点
- 観光ロードマップは沖縄県PDCAとは別の計画です。施策の番号(1-ア-①)は沖縄県PDCAの施策(1-(1)-ア-①)とは別です。主な取組は、同じ年度に同じ名前の取組(名前がよく似ていて決算見込額が同じものを含む)が沖縄県PDCAにあれば、取組のページへのリンクを付けています。
- 観光ロードマップのR4の実施報告書(本編)は読み取れません。文字に変換できないフォントで作られているためです。R4は概要版の件数だけを載せています。成果指標のR4の実績値は、R5・R6の報告書に載っている値です。
- 観光ロードマップの決算見込額は合計しないでください。同じ予算(観光統計の調査など)が複数の取組に重ねて書かれています。予算と財源のページにも足していません。
- 一括交付金の事後評価の評価(◎○△未)は、県の総括表の評価をそのまま載せています。成果目標ごとの達成率の平均で、100%が達成、70%以上が概ね達成です。繰越した事業と、事業が終わった後の検証(後年度に効果が出る事業)は載せていません。
- 一括交付金の事業と施策は、検証シートに書かれた基本計画の施策のコードで結び付けています。R5の将来像2の一部の事業(子育て・離島・福祉などの14事業)は検証シートが画像のPDFで読めないため、予算の執行と担当部課が無く、施策は別の年度の同じ名前の事業のコードで決めています(1事業は決められず、施策のページに出ていません)。主な取組とは名前が違うことがあり、取組とは結び付けていません。
- 評価検証報告書は、成果指標・主要指標の表とグラフを読まず、文章だけを載せています(数字は沖縄県PDCAの抽出結果にあります)。
このサイトの表示について
- 県を批判するためではなく、状況を公平に確かめられるように作っています。順調なもの・遅れているもののどちらかを選んで目立たせず、全体の内訳を同じ重みで見せています。遅れている取組や判定が下がった施策などは、各一覧の絞り込みで見られます。
- 状態(順調・概ね順調・やや遅れ・大幅遅れ など)は、色だけでなく形(● ◆ ▲ ■)と文字でも区別しています。施策の判定の E・F(取組が遅れている)は ▼ と斜線です。
- 将来像の番号の印は、新・沖縄21世紀ビジョン基本計画のパンフレットの将来像の色(1 緑・2 青・3 橙・4 ピンク・5 青緑)に合わせています。文字が読みやすいよう、色を少し濃く・明るくしているものがあります。
- くらしのテーマのラベルはピンクの地で表示しています(このサイト独自の分類のしるし)。
- 個別計画(観光ロードマップ)の札は淡い紫の地で表示しています。沖縄県PDCAの施策・取組と取り違えないようにするためです。
- 図には「表で見る」を付けています。図の値は表でも読めます。
- 数字の表示に、丸い英字フォント Fredoka(別のタブで開きます)(数字と記号だけに絞ったもの。SIL Open Font License 1.1)を使っています。日本語の文字は、お使いの端末のフォントで表示します。