県のふりかえりと、これから
施策検証票に県が書いた、施策の推進状況の分析(Check)と推進戦略案(Action)です。
県ふりかえり(令和7年度・Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「概ね順調」である。令和9年度目標値は「達成に努める」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・結核対策については、結核患者及び潜在性結核感染症の者について、個別患者支援計画を作成し、DOTSを実施しているところであるが、目標達成に向けさらに支援体制を強化する必要がある。
・HIV感染対策については、県内保健所でのHIV検査は新型コロナ流行により大幅に低下した。現在も半分程度しか回復していないため、別の検査機会提供等により、新型コロナ流行以前までに回復させる必要がある。また、新型インフルエンザ等の発生に備え、県民に予防策の啓発強化等を図る必要がある。
②他の実施主体の状況
・予防接種の推進については、新規に定期接種化されたRSワクチン等の予防接種の接種率向上に向けて、更なる情報収集と関係機関との連携の強化を図る必要がある。
外部環境の分析
⑥他地域等の動向
・結核対策については、本県における結核患者は、結核高蔓延国からの外国出生結核患者が増加している。多言語資料の活用や所属先や医療通訳者との連携を通し、服薬支援体制を整備する必要がある。
改善余地の検証等
⑧その他外部要因
・結核対策については、本県における結核患者は、65歳以上の高齢者が半数以上を占めているため、普段からの健康管理や施設内の感染対策等の推進に努める必要がある。
成果指標
①計画通りの進捗(内部要因)
・結核罹患率(人口10万対)については、長年、適正な医療、DOTS(直接服薬確認療法)及び普及啓発等結核対策により、結核罹患率は10以下を継続している。
⑫社会経済情勢(外部要因)
・結核罹患率(人口10万対)については、日本に入国、滞在する外国出生者の増加に伴い、外国で感染し来日後に結核と診断される事例が増加している。本県においても、外国出生の結核患者の割合は増加傾向にあり、今後も対策を継続していく必要がある。
県これからどうする(令和7年度・Action)
主な取組
①執行体制の改善
・結核対策については、外国語を話す結核患者に対してDOTSを実施するため、多言語資料や翻訳アプリ等を活用し、説明や意思疎通ができるようにする。
・HIV感染対策については、毎年6月のHIV検査普及週間や12月の世界エイズデーにあわせ、通常の検査以外に検査枠を設けて、保健所での検査数の回復を目指す。また、HIV外来検査に対応できる医療機関の拡充を図る。
②連携の強化・改善
・予防接種の推進については、県内外の予防接種実施に係る好事例について、全市町村に共有する。市町村や医療機関等向けに啓発資材の配布について検討する。
・結核対策については、結核治療を担う医療機関やDOTSを実施している保健所等など地域の連携強化に努め、患者に応じたDOTSを実施する。
⑤情報発信等の強化・改善
・結核対策については、保健所において、高齢者施設等を対象に結核の感染対策等に関する研修会や出前講座を開催する。
・HIV感染対策については、県民向けインフルエンザ感染予防啓発用ポスターを作成し、予防啓発に関する情報を発信する。
成果指標
・結核罹患率(人口10万対)については、令和6年度に沖縄県結核予防計画の改定を行い、高齢者結核対策、外国出生結核患者対策、潜在性結核患者対策の3点を重点課題とした。毎年、計画に基づいた評価および進捗管理を行うことで、結核対策を強化し、結核治療を担う医療機関やDOTSを実施している保健所との連携強化に努める。
令和6年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「概ね順調」である。令和6年度目標値は「目標達成」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・結核対策については、令和6年度に「沖縄県結核予防計画」を改定し、県全体の結核対策の方向性を定めた。
・感染症予防対策については、県内保健所でのHIV検査体制を新型コロナウイルス感染症流行以前までに回復させる。
②他の実施主体の状況
・予防接種の推進については、全市町村に予防接種率に係る取り組み等について、アンケートを実施する。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・結核対策については、令和5年の国の結核罹患率(人口10万対)は、8.1と年々減少傾向だが、県では8.7と全国と比較して若干増加している。過去5年、県は全国よりも高い値で推移しており、結核対策の推進が必要である。
⑥他地域等の動向
・結核対策については、本県における結核患者は、65歳以上の高齢者が半数以上を占めており、結核高蔓延国からの外国出生結核患者も増加している。早期発見及びまん延防止対策に努め、対策を強化していく必要がある。
改善余地の検証等
⑦その他
・感染症予防対策については、行政において、対策、体制の担い手となる医療機関の医療提供体制現場状況を詳細に把握することが難しい。
成果指標
①計画通りの進捗
・結核罹患率(人口10万対)については、長年、適正な医療、DOTS(直接服薬確認療法)及び普及啓発等結核対策により、結核罹患率は順調に低下している。
⑫社会経済情勢
・結核罹患率(人口10万対)については、日本に入国、滞在する外国出生者の増加に伴い、来日後に結核と診断される事例が増加している。本県においても、外国出生の結核患者の割合は増加傾向にあり、今後も対策を継続していく必要がある。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・感染症予防対策については、毎年6月のHIV検査普及週間や、12月の世界エイズデーにあわせ、通常の検査以外に時間外や休日の特例検査を実施し、検査数の回復を目指す。また、HIV外来検査に対応できる医療機関の拡充を図る。
②連携の強化・改善
・予防接種の推進については、予防接種率の特に高い市町村の取り組みのうち好事例について、全市町村に還元する。
・結核対策については、結核治療を担う医療機関やDOTSを実施している保健所との連携強化に努める。
⑤情報発信等の強化・改善
・結核対策については、結核予防週間を含め、県民等に対しての普及啓発活動(街頭キャンペーンやパネル展、広報誌等)を積極的に行い、情報発信等の強化に努める。また、令和6年度に改定した「沖縄県結核予防計画」の評価及び進捗管理を行い、計画に基づいた結核対策を推進する。
⑥変化に対応した取組の改善
・感染症予防対策については、新型インフルエンザ等の感染症対策の現場である医療機関等に対し、本事業の補助内容を共有、必要な補助について事業計画調整を行うことで、実情に応じた補助により費用対効果の大きな医療体制の強化を図る。
成果指標
・結核罹患率(人口10万対)については、令和6年度に沖縄県結核予防計画の改定を行い、高齢者結核対策、外国出生結核患者対策、潜在性結核患者対策の3点を重点課題とした。毎年、計画に基づいた評価及び進捗管理を行うことで、結核対策を強化し、結核治療を担う医療機関やDOTSを実施している保健所との連携強化に努める。
令和5年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「大幅遅れ」である。令和6年度目標値は「目標達成の見込み」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・感染症予防対策については、県内保健所でのHIV検査体制を新型コロナウイルス感染症流行以前までに回復させる。
②他の実施主体の状況
・予防接種の推進については、全市町村に予防接種率に係る取り組み等について、アンケートを実施する。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・結核対策については、令和4年の国の罹患率(人口10万対)は8.2であり、県の罹患率は8.4であった。国・県ともに前年と比べどちらも減少し、結核低まん延国の水準であるが、今後も継続した対策が必要である。
⑥他地域等の動向
・結核対策については、本県における患者の多くは高齢者であり、発見の遅れ、合併症等により支援が困難となっている。また、結核高蔓延国からの外国人患者が増加しており、高齢者と外国人対策が課題となっている。
改善余地の検証等
⑦その他
・感染症予防対策については、行政において、対策、体制の担い手となる医療機関の医療提供体制現場状況を詳細に把握することが難しい。
成果指標
①計画通りの進捗
・結核罹患率(人口10万対)については、適正な医療、DOTSや普及啓発等の長年の対策により、結核罹患率は順調に低下している。
⑫社会経済情勢
・結核罹患率(人口10万対)については、R4年は、結核罹患率が大幅に減少しているが、新型コロナの影響による受診控えや住民健診が中止となり、結核患者の早期発見ができていない可能性がある。今後、結核まん延国からの外国人の流入が増加する見込みのため、今後も対策を継続していく必要がある。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・感染症予防対策については、毎年6月のHIV検査普及週間や、12月の世界エイズデーにあわせ、通常の検査以外に時間外や休日の特例検査を実施し、検査数の回復を目指す。また、HIV外来検査に対応できる医療機関の拡充を図る。
②連携の強化・改善
・予防接種の推進については、予防接種率の特に高い市町村の取り組みのうち好事例について、全市町村に還元する。
・結核対策については、結核治療を担う医療機関やDOTSを実施している保健所との連携強化に努める。
⑤情報発信等の強化・改善
・結核対策については、結核予防週間を含め、県民等に対しての普及啓発活動(街頭キャンペーンやパネル展、広報誌等)を積極的に行い、情報発信等の強化に努める。また、今年度、沖縄県結核予防計画の改訂を行い、高齢者対策と外国人対策を県の重点課題とし、結核を早期に発見し、確実に治療を行う取り組みを実施する。
⑥変化に対応した取組の改善
・感染症予防対策については、新型インフルエンザ等の感染症対策の現場である医療機関等に対し、本事業の補助内容を共有、必要な補助について事業計画調整を行うことで、実情に応じた補助により費用対効果の大きな医療体制の強化を図る。
成果指標
・結核罹患率(人口10万対)については、結核治療を担う医療機関やDOTSを実施している保健所との連携強化に努める。また、県としては、沖縄県結核予防計画の改訂を行い、高齢者対策と外国人対策を重点課題とし、結核を早期に発見し、確実に治療を行う取り組みを実施する。
令和4年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「大幅遅れ」である。令和6年度目標値は「目標達成の見込み」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・予防接種の推進については、新型コロナウイルス感染症の影響により、研修会を開催できなかったため、オンラインによる研修開催に向けて取り組む。
・結核対策については、新型コロナウイルス感染症対応への配置換えや、病休・育休等による人員の減少
・感染症予防対策については、県内保健所でのHIV検査体制を新型コロナウイルス感染症流行以前までに回復させる。また、新型コロナウイルス感染症の流行収束を見定めつつ、新型インフルエンザ等の感染症に対応する体制の整備を図る。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・結核対策については、患者の多くは高齢者であることから、発見の遅れ、合併症等により支援が困難。・結核高蔓延国からの外国人の増加。・新型コロナウイルス感染症の流行。
成果指標
①計画通りの進捗
・結核罹患率(人口10万対)については、適正な医療、DOTSや普及啓発等の長年の対策により、結核罹患率は順調に低下している。
⑫社会経済情勢
・結核罹患率(人口10万対)については、R4年に結核罹患率が大きく減少しており、新型コロナウイルス感染症感染拡大による受診控え等により、結核患者が受診していない可能性も考慮する必要がある。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・予防接種の推進については、WEBでの予防接種従事者研修会を開催する。
・結核対策については、各保健所において、結核担当を適切に配置する。・臨時的なDOTS人員を確保する。・外国人患者に対して、医療通訳を用いて、患者支援を行う。
・感染症予防対策については、毎年6月のHIV検査普及週間や12月の世界エイズデーにあわせ、通常の検査以外に時間外や休日の特例検査を実施することで検査数の回復を目指す。また、HIV外来検査に対応できる医療機関の拡充を図る。また、新型インフルエンザ等の感染症対策の現場である医療機関等に対し、実情に応じた運営費補助及び設備整備補助を行うことで、より費用対効果の大きな体制強化を図る。
②連携の強化・改善
・結核対策については、医療機関との会議で課題を検討し、地域支援者と連携してDOTS体制を構築する。
⑤情報発信等の強化・改善
・結核対策については、医療者および高齢者施設関係者等へ普及啓発により、患者の早期発見・早期治療につなげる。・県民に対しての普及啓発活動(街頭キャンペーンやパネル展、広報誌等)を積極的に行う。
成果指標
・結核罹患率(人口10万対)については、DOTSを継続しつつ、新型コロナウイルス感染症により中止・縮小していた、関係機関及び県民へ結核に対する広報活動を再開し、早期発見、早期治療について周知を図る。