県のふりかえりと、これから
施策検証票に県が書いた、施策の推進状況の分析(Check)と推進戦略案(Action)です。
県ふりかえり(令和7年度・Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和9年度目標値は「達成は困難」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・水産環境整備事業(離島)については、1地区を5年間かけて整備し、その後耐用年数10年経過で更新するため、工区の追加(浮魚礁の新設)や更新がある場合、県外漁業者を中心とする関係者との同意に不確実性がある。
②他の実施主体の状況
・水産関係施設整備事業については、漁協や市町村においては、毎年度実施する事業でないため、事業に不慣れな地区において、前倒ししてもなお整備計画策定に時間を要し、要望年度に実施できない地区がある。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・漁業者の安全操業確保(離島)については、平成24年度から現在までの無線の整備率は74%(全県)と、必要とする漁船に無線機が整備されており、安全操業体制は一定程度確保されたと見られる。
・水産関係施設整備事業については、工事請負業者の人員不足や資材高騰、納期遅延等の影響により年度内での事業完了が難しくなっている。
⑤県民ニーズの変化
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、一部の保護区について、取り組み内容の変更や撤廃を求める声が挙がっている。
・水産環境整備事業(離島)については、1地区5年間での整備、その後耐用年数10年経過による更新に加え、今回は物価高騰も生じているため、新規地区の内容について県内関係者との調整が必要である。
改善余地の検証等
⑦その他内部要因
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、科学的な情報に基づいた資源評価結果を踏まえつつ、よりよい資源管理の方向性を示す必要がある。
成果指標
⑬天候・自然災害(外部要因)
・漁業生産量(離島推計)については、令和6年の養殖モズクの生産量に関して、降雨が少なく高水温等の影響により不作となるなか、離島におけるモズクの養殖生産量も5000t台に留まっており、同様の影響に生産量た停滞したと考えられる。
県これからどうする(令和7年度・Action)
主な取組
①執行体制の改善
・水産関係施設整備事業については、迅速な交付事務や市町村等との連携を図ることで事業期間の確保に努めるとともに、計画時に複数年に事業を分ける等を検討する。
②連携の強化・改善
・水産関係施設整備事業については、整備計画を次年度要望のみでなく、その先複数年の調査を行うことで、事前調整・準備を行い、要望年度での実施へ向けた体制整備を行う。
⑥変化に対応した取組の改善
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、関係者の要望などを聴取するとともに、保護区の効果や変更に伴う影響に関する情報をもとに今後の管理体制を検討する。また、試験研究機関と連携し、科学的な資源評価に基づいた資源管理の方針を作成する。
⑦取組の時期・対象の改善
・水産環境整備事業(離島)については、令和9年度から始まる新規地区に関して、会合の場を活用し県外漁業関係者等に丁寧な説明を実施する。新設ではなく魚礁数が増えないこと、県外大型漁船による操業ルール違反状況、等を想定。また、令和9年度から始まる新規地区に関して、年1回開催されるブロック会議等を活用し、事業費や効果について丁寧な説明をするほか、設置位置等について市町村や水産庁との調整を進める。
⑧その他
・漁業者の安全操業確保(離島)については、令和7年度で事業終了。
成果指標
・漁業生産量(離島推計)については、個別取組においては進展が見られていることから、これらが離島における漁業生産量の増大に対し、より直接的に寄与できるよう、取組間の関連性を再検討する他、モズク養殖においては、現場における水産業普及指導員と生産者との連携により、生産量の増大を目指す。
令和6年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和6年度目標値は「目標達成」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・漁業者の安全操業確保(離島)については、漁業者の安全操業を確保するため、無線機の設置要望調査を周知・徹底し、各漁協毎の要望内容を早急に取りまとめる必要がある。
・水産環境整備事業(離島)については、事業の円滑な実施のため、事業の計画時に県内外の漁業者に対し取組を周知し、遅くても事業の前年度までには同意を得ておく。
②他の実施主体の状況
・水産関係施設整備事業については、漁協や市町村においては、毎年度実施する事業でないため、整備計画策定の調整に時間を要している。また、整備計画採択の要件となっている、浜の活力再生プランの策定、更新、変更に時間を要している。
外部環境の分析
⑤県民ニーズの変化
・水産環境整備事業(離島)については、多くの漁業者が事業の実施を望んでいる一方、整備に対する意見もでてきており、事業が滞ることのないよう、より丁寧な説明と漁業者同士の調整への働きかけが必要である。
改善余地の検証等
⑦その他
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、保護区や自主的資源管理策の効果を検証し、漁業の実情を踏まえた管理策を検討する必要がある。また、科学的な情報に基づいた資源評価結果を踏まえた資源管理の方向性を示す必要がある。
成果指標
⑮その他個別要因
・漁業生産量(離島推計)については、令和4年のマグロ・カジキ類を対象とする沖合漁業の生産量に関して、統計数値の採用方法の変更などにより、県全体で4,620トン減少したことの影響がみられた。
※ R5データは集計中また、令和4年の養殖モズクの生産量に関して、漁場環境に影響で不作となり、県全体で7,178トン減少したことの影響がみられた。
※ R5データは集計中
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・漁業者の安全操業確保(離島)については、引き続き、無線機の設置要望調査を周知・徹底する。各漁業毎の要望内容を早急に取りまとめる。事業完遂のために、委託先の沖縄県漁業無線協会との調整を適宜行う。
②連携の強化・改善
・水産関係施設整備事業については、普及指導員による担当漁協への指導を強化し、浜の活力再生プランの策定を希望する漁協に対し確認を行い、県・市町村・漁協の3者間で連携を図ることで、未策定地区への指導を強化する。また、事業計画のヒアリングを前倒しする等により、調整期間を確保する。
⑥変化に対応した取組の改善
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、試験研究機関と連携を図りつつ、資源管理策の効果を検証し、必要に応じて管理策の改善に取り組む。また、水産海洋技術センターの漁獲物データ等を用いた資源評価結果を踏まえた管理方針の改正を検討する。
⑦取組の時期・対象の改善
・水産環境整備事業(離島)については、県外ごく一部の漁業関係者から反対があったことから、会議等で丁寧な説明を続けた結果、事業実施前には合意を得ることが出来た。
⑧その他
・水産環境整備事業(離島)については、多くの漁業者が事業の実施を望んでいる一方、整備に対する意見もでてきたことから、年1回開催されるブロック協議会等で、引き続き丁寧な説明を行う。
成果指標
・漁業生産量(離島推計)については、個別取組においては進展が見られていることから、これらが離島における漁業生産量の増大に対し、より直接的に寄与できるよう、取組間の関連性を再検討するなどして、目標値の達成を目指す。
※ R5データは集計中
令和5年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和6年度目標値は「達成に努める」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・漁業者の安全操業確保(離島)については、漁業者の安全操業を確保するため、無線機の設置要望調査を周知・徹底し、各漁協毎の要望内容を早急に取りまとめる。
・水産環境整備事業(離島)については、事業の実施について、ごく一部の県外漁業者から同意が得られない事案があるが、今後とも取組についてきめ細やかな説明を行い、同意を得られるよう努める必要がある。
②他の実施主体の状況
・水産関係施設整備事業については、漁協や市町村においては、毎年度実施する事業でないため、整備計画策定の調整に時間を要している。また、整備計画採択の要件となっている、浜の活力再生プランの策定、更新、変更に時間を要している。
外部環境の分析
⑤県民ニーズの変化
・水産環境整備事業(離島)については、多くの漁業者が事業の実施を望んでいる一方、整備に対する意見もでてきており、事業が滞ることのないよう、より丁寧な説明と漁業者同士の調整への働きかけが必要である。
改善余地の検証等
⑦その他
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、資源管理協定移行に伴い、新たに取り組まれることとなった自主管理策について、その効果を調査する必要がある。また、水産海洋技術センターの漁獲物データ等を用いて、資源管理の効果の検証を行う必要がある。
成果指標
⑥その他個別要因
・漁業生産量(離島推計)については、令和4年のマグロ・カジキ類を対象とする沖合漁業の生産量に関して、統計数値の採用方法の変更などにより、県全体で4,620トン減少したことの影響がみられた。また、令和4年の養殖モズクの生産量に関して、漁場環境に影響で不作となり、県全体で7,178トン減少したことの影響がみられた。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・漁業者の安全操業確保(離島)については、引き続き、無線機の設置要望調査を周知・徹底する。各漁業毎の要望内容を早急に取りまとめる。事業完遂のために、委託先の沖縄県漁業無線協会との調整を適宜行う。
②連携の強化・改善
・水産関係施設整備事業については、事業計画のヒアリングを前倒しする等により、調整期間を確保する。また、普及指導員による担当漁協への指導を強化し、浜の活力再生プランの策定を希望する漁協に対し確認を行い、県・市町村・漁協の3者間で連携を図ることで、未策定地区への指導を強化する。
⑥変化に対応した取組の改善
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、試験研究機関と連携を図りながら、標本船調査等により自主管理策の効果調査を行う。また、資源の持続的な利用を行うための新たな資源管理の方向性を模索する。
⑦取組の時期・対象の改善
・水産環境整備事業(離島)については、事業の円滑な実施のため、事業の計画時に県内外の漁業者に対し取組を周知し、遅くても事業の前年度までには同意を得ておく。
成果指標
・漁業生産量(離島推計)については、個別取組においては進展が見られていることから、これらが離島における漁業生産量の増大に対し、より直接的に寄与できるよう、取組間の関連性を再検討するなどして、目標値の達成を目指す。
令和4年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和6年度目標値は「目標達成」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、現在、各漁協で作成している「資源管理計画」については漁業法の改正に関係し、令和5年度末までに法に基づく「資源管理協定」へ移行させる必要がある。
・漁業者の安全操業確保(離島)については、漁業者の安全操業を確保するため、無線機の設置要望調査を周知・徹底し、各漁協毎の要望内容を早急に取りまとめる。
・水産環境整備事業(離島)については、事業の実施について、ごく一部の県外漁業者から同意が得られない事案があるが、今後とも取組についてきめ細やかな説明を行い、同意を得られるよう努める必要がある。
②他の実施主体の状況
・水産関係施設整備事業については、漁協や市町村においては、毎年度実施する事業でないため、整備計画策定の調整に時間を要している。また、整備計画採択の要件となっている、上位計画の策定、更新、変更に時間を要している。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・水産関係施設整備事業については、自然災害や新型コロナウィルス感染症の影響により、工事作業員の確保や、資材入手が困難となることがある。
⑤県民ニーズの変化
・水産環境整備事業(離島)については、多くの漁業者が事業の実施を望んでいる一方、整備に対する意見もでてきており、事業が滞ることのないよう、より丁寧な説明と漁業者同士の調整への働きかけが必要である。
改善余地の検証等
⑦その他
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、令和5年よりアカジン・マクブの漁獲体長制限対象が全県・遊漁も含む者となり、違反物の流通についても制限される。鮮魚店や飲食店における違反物販売等に対する対応が必要。また、水産海洋技術センターの漁獲物データ等を用いて、資源管理の効果の検証の必要がある。
成果指標
①計画通りの進捗
・漁業生産量(離島推計)については、離島地域におけるコロナ禍からの水産物需要の回復傾向や資源管理の取組実施、漁業者の安全操業確保を背景とした漁業活動の活発化による。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・漁業者の安全操業確保(離島)については、無線機(R4年度実施分のみ)の設置要望調査を周知・徹底漁協毎の要望内容を早急に取りまとめ新たな無線機設置要望者への継続措置を検討当該事業完遂のため、委託先の沖縄県漁業無線協会との調整実施
②連携の強化・改善
・水産関係施設整備事業については、事業計画のヒアリングを前倒しする等により、調整期間を確保する。また、上位計画担当者との定期的な確認により、県・市町村・漁協の3者間での円滑な情報共有を図る。
⑤情報発信等の強化・改善
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、漁業取締船はやての陸上巡視による違反物販売の取締や、違反の未然防止を目的とした周知する。
⑥変化に対応した取組の改善
・水産資源と漁場環境の適切な保全と管理(離島)については、資源管理協定への円滑な移行を進めるため、全体および個別の説明会を開催する。また、資源の持続的な利用するための新たな資源管理の方向性を模索する。
⑦取組の時期・対象の改善
・水産環境整備事業(離島)については、事業の円滑な実施のため、事業の計画時に県内外の漁業者に対し取組を周知し、遅くても事業の前年度までには同意を得ておく。
成果指標
・漁業生産量(離島推計)については、引き続き、各取組の推進によるR6目標値の達成を目指す。