県のふりかえりと、これから
施策検証票に県が書いた、施策の推進状況の分析(Check)と推進戦略案(Action)です。
県ふりかえり(令和7年度・Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和9年度目標値は「達成は困難」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・県有施設ZEB化の推進については、さらなるZEB化の推進に向け、公共建築物の省エネに関する情報を蓄積し、施設管理者への働きかけを継続する必要がある。
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設では、放流水質を維持する必要があることから、設備の過度な運転抑制による電力使用量の削減は困難である。これ以上の削減は施設改築時に、省エネルギー設備の導入を検討する必要がある。
②他の実施主体の状況
・民生部門における普及啓発活動については、民生部門の脱炭素化に向け、「沖縄県気候変動適応センター」ウェブサイトにおいて地球温暖化対策(緩和策)や気候変動適応策の情報発信の充実を図る必要がある。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、鉄軌道の持続的運営を可能とする全国新幹線鉄道整備法を参考とした特例制度(上下分離方式)の創設が不可欠のため、特例制度の必要性について調査・検討を進めるとともに、引き続き国と調整が必要。また、鉄軌道導入にあたり、国から課題とされている費用便益比について、1を超えるケースを確認した。当該結果を踏まえつつ、最新データを活用する等さらなる深度化を図り、国との協議を進めていく必要がある。
③他地域等との比較
・地球温暖化対策事業については、令和7年度に改定した計画に基づき、民生部門、運輸部門の二酸化炭素排出割合が高いなど、他都道府県とは異なる本県の特性を考慮した地球温暖化対策の検討・推進していく必要がある。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・民生部門における普及啓発活動については、国が中心となって推進しているデコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の趣旨を踏まえ、引き続き民生部門における普及啓発活動を推進する必要がある。
・港湾の脱炭素化推進については、港湾脱炭素化推進計画の策定及び短期・中長期のロードマップを作成したが、制度整備や新技術の開発の取組も大きく進捗しているため、動向を確認して協議会を開催する必要がある。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、港湾脱炭素化推進計画の策定及び短期・中長期のロードマップを作成したが、制度整備や新技術の開発の取組も大きく進捗しているため、動向を確認して協議会を開催する必要がある。
改善余地の検証等
⑦その他内部要因
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、上記計画の目標達成に向け、引続き、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターやおきなわアジェンダ21県民会議などの関係機関と連携して普及啓発を行い、省エネルギー対策の推進を図る必要がある。
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、終了後のアンケートから、リフォームや新築住宅、補助金等に関する情報に関心が高いことが分かった。テーマを絞ったパネルディスカッションの開催により、県内住宅事情に対する意識の高まりが感じられた。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進(講演会・体験学習等啓発イベント)については、鉄軌道導入に向けた県民の機運醸成について、広く県民の皆様からの理解と協力を得るために、これまでの取組内容等を踏まえ、より効果的な手法について検討を行う。
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、SNSやイベントを通じ公共交通への関心は高まったものの、実際の利用に結び付く行動変容の割合はまだ低いため、利用促進のためにより効果的な広報活動を展開していく必要がある。
・航空灯火の改修については、2030年までにLED導入率100%を達成するには、LED化計画後半年度に工事が集中しないよう引き続き平準化の検討が必要。また、技術者不足等が要因で不調・不落が懸念される。
・気候変動適応策推進業務については、昨年実施した県民アンケートにおいて県内の変動適応適応策の認知度が低かったことから、沖縄県気候変動適応センターにおいて、更に適応策に係る情報発信等を更に充実させる必要がある。
⑧その他外部要因
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、「第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画」の温室効果ガス排出量の削減目標達成に向け、引続き沖縄県気候変動適応センターウェブサイトにおいて地球温暖化対策(緩和策)の情報発信の充実を図る必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応センターにおいて変動適応適応策を推進するための具体的取組を検討する必要がある。
成果指標
⑫社会経済情勢(外部要因)
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、新型コロナウイルス感染症の影響により、基準年度の排出量は、同感染症の影響を受ける前(令和元年度以前)より大幅に減少した。令和4年度以降は、航空旅客運送業や宿泊業等の観光産業が回復してきたことで排出量が増加したものと推察される。
県これからどうする(令和7年度・Action)
主な取組
①執行体制の改善
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設で、省エネ啓蒙活動に関する内容を掲示するとともに、施設の契約電力管理や中央監視による運転管理の効率化を引き続き継続する。設備改築時に省エネルギー設備の導入を推進する。
②連携の強化・改善
・県有施設ZEB化の推進については、公共建築物の省エネに関する情報の蓄積、施設管理者への働きかけを行い、ZEB化の検討を継続することで、ZEB基準を満たす県有施設の整備につなげていく。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、継続して、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターやおきなわアジェンダ21県民会議などの関係機関と連携して普及啓発を行い、省エネルギー対策の推進を図る。
・民生部門における普及啓発活動については、継続して、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターや沖縄県地球温暖化防止活動推進員などと連携して普及啓発活動を推進する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、鉄軌道の持続的な運営を可能にするため、特例制度(上下分離方式)の創設について、鉄軌道導入の必要性と併せて、引き続き国へ要請を行うとともに、新線整備を行う現行制度等についても調査を進める。
・港湾の脱炭素化推進については、全国の脱炭素化に向けた取組状況の把握・整理を行い、港湾脱炭素化推進協議会を通して構成員と意見や情報交換を行うことで、脱炭素化の進捗確認及び推進を図る。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、全国の脱炭素化に向けた取組状況の把握・整理を行い、港湾脱炭素化推進協議会を通して構成員と意見や情報交換を行うことで、港湾機能高度化に向けた検討を行う。
③他地域等事例を参考とした改善
・気候変動適応策推進業務については、国や他自治体が行う取組について情報収集し、沖縄県気候変動適応センターの具体的取組について検討を行う。
④創意工夫による取組の改善(合理化・効率化)
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、便益向上が見込まれる新たな便益を考慮した、最新の費用便益比の算定に取り組むとともに、有識者検討会による検討会を開催し、数値の精度を向上する。
⑤情報発信等の強化・改善
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、継続して、「沖縄県気候変動適応センター」ウェブサイトにおいて県内の地球温暖化対策(緩和策)の取組等について積極的に情報発信を行う。
・民生部門における普及啓発活動については、継続して、「沖縄県気候変動適応センター」ウェブサイトにおいて地球温暖化対策(緩和策)や気候変動適応策の情報発信の充実を図る。
・気候変動適応策推進業務については、県内事業者等が行う変動適応適応策の情報を積極的に収集し、沖縄県気候変動適応センターのホームページおいて情報発信等を行う。
⑥変化に対応した取組の改善
・地球温暖化対策事業については、令和7年度に改定した第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画に基づき、幅広く情報収集を行いながら、地球温暖化対策(緩和策)と気候変動適応策を両輪で推進する。
⑦取組の時期・対象の改善
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、各ターゲット層や時期を考慮し、より効果的な広報となるよう検討する。
⑧その他
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、引き続き昨今の住情報に関する最新の情報を提供していくとともに、アンケート結果等を参考に県民の関心が高いテーマに関する情報を提供する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進(講演会・体験学習等啓発イベント)については、講演会やイベント開催等、県民や経済界等への鉄軌道導入効果等の理解および機運醸成を図る取組を推進するほか、令和8年度に再算定を行う費用便益比の結果を活用した機運醸成手法についても検討を進める。
・航空灯火の改修については、工事が単年度に集中しないよう、LED化更新計画の見直しを検討する。また、不調・不落対策として、各種手続きを早期に行い、余裕ある工期設定に取り組む。
成果指標
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、令和7年度に改定した第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画に基づき、計170の施策を全庁体制で推進していく。
令和6年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和6年度目標値は「達成に努める」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設では、放流水質を維持する必要があることから、設備の過度な運転抑制による電力使用量の削減は困難である。 また、施設改築にあたっては、省エネルギー設備の導入を検討する必要がある。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、沖縄県気候変動適応センターを令和6年度に設置したことから、「沖縄県気候変動適応センター」ウェブサイトにおいても緩和策の情報発信を行う必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、令和6年度に設置した沖縄県気候変動適応センターにおいて、適応策に係る情報発信等を行う必要がある。
②他の実施主体の状況
・下水道事業(省エネルギー化)については、雨天時に汚水管渠へ不明水が流入することで、県の下水道施設への流入水量が増加し、電力使用量が増加する。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける緩和策や適応策の情報発信の充実を図る。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、鉄軌道導入にあたり、国から課題とされている費用便益比について、1を超えるケースを確認した。当該結果を踏まえつつ、最新データを活用する等、更なる深度化を図り、国との協議を進めていく必要がある。また、鉄軌道の持続的な運営を可能とするためには、全国新幹線鉄道整備法を参考とした特例制度(上下分離方式)の創設が不可欠であり、鉄軌道導入の必要性と併せて、引き続き国と調整が必要である。
③他地域等との比較
・地球温暖化対策事業については、地理・地形的に火力発電に頼らざるを得ない電源構成であること、民生部門、運輸部門の二酸化炭素排出割合が高いなど、他都道府県とは異なる本県の特性を考慮した地球温暖化対策の検討・推進が求められる。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・県有施設ZEB化の検討については、第六次エネルギー基本計画において、2030年度以降に新築される建築物について、ZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指すことが示されており、県有施設でもZEB化が期待されている。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、国が中心となって推進しているデコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の趣旨を踏まえつつ、普及啓発を推進する必要がある。
・民生部門における普及啓発活動については、国が中心となって推進しているデコ活の趣旨を踏まえつつ、普及啓発を推進する必要がある。
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、全国的に脱炭素化の取組が進められる中で、制度整備や新技術の開発の取組も大きく進捗しているため、動向を確認していく必要がある。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、全国的に脱炭素化の取組が進められる中で、制度整備や新技術の開発の取組も大きく進捗しているため、国の制度検討や、民間事業者の技術開発の動向を確認してロードマップの取組を検討する必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応計画(令和3年3月)の策定後、国において「気候変動適応計画」や「気候変動適応に関する広域アクションプラン」が策定されており、これらを踏まえ適応策の推進強化を図る必要がある。
改善余地の検証等
⑦その他
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、パネルディスカッション終了後のアンケートから、長寿命化に関する情報や、住宅ローン控除や補助金等のお金に関する情報が知りたいといった意見があった。昨今の住情報に関する最新の情報を提供していく。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進事業(講演会・体験学習等啓発イベント)については、鉄軌道導入に向けた県民の機運醸成について、広く県民の皆様からの理解と協力を得るために、より効果的な機運醸成の手法について引き続き検討する必要がある。
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、SNSを活用した広報やイベントの実施等により、公共交通への関心は高まったものの、自家用車から公共交通への更なる転換を促す広報を、引き続き実施する必要がある。
・航空灯火の改修については、2030年までにLED導入率100%を達成するには、LED化計画後半年度に工事が集中しないよう平準化が必要。また、技術者不足等が要因で不調・不落が相次いでいる。
成果指標
⑫社会経済情勢
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、新型コロナウイルス感染症の影響により経済規模が縮小し、活動量が低下し消費エネルギーが減少した状況が続いていたが、令和4年度は、航空旅客運送業、宿泊業等の観光産業が回復してきたことで令和3年度に比較して増加したものと推察される。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設で、省エネ啓蒙活動に関する内容を掲示するとともに、施設の契約電力管理や中央監視による運転管理の効率化を図る。また、設備改築にあたっては省エネルギー設備の導入を推進する。
②連携の強化・改善
・県有施設ZEB化の検討については、公共建築物の省エネに関する情報の蓄積、施設管理者への働きかけを行う。また、ZEB化への検討を継続して実施することで、その情報を蓄積し、類似施設等の計画に活用する。
・下水道事業(省エネルギー化)については、雨天時に汚水管渠へ流入する不明水について、流域関連公共下水道と連携して、「不明水対策連絡会議」を開催し、不明水の流入抑制に努める。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、デコ活の趣旨を踏まえ、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターやおきなわアジェンダ21県民会議などの関係機関と連携した普及啓発を推進する。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターや沖縄県地球温暖化防止活動推進員などと連携した普及啓発を推進する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、鉄軌道の持続的な運営を可能にするために、特例制度(上下分離方式)の創設について、鉄軌道導入の必要性と併せて、引き続き国へ要請・調整を行う。
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、全国の脱炭素化に向けた取組状況の把握・整理を行い、港湾脱炭素化推進協議会を通して構成員と意見や情報交換を行い、各構成員の脱炭素の取組を連携することで、計画で検討の進捗を図る。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、全国の脱炭素化に向けた取組状況の把握・整理を行い、港湾脱炭素化推進協議会を通して各構成員と、燃料供給計画や船舶運航状況等の情報交換を行うことで、港湾機能高度化の検討に関するデータを収集する。
④創意工夫による取組の改善(合理化・効率化)
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、費用便益比向上が見込まれる新たな便益項目の候補の洗い出しを行うとともに、最新データも活用しながら、費用便益比向上が見込まれる既存便益項目について、有識者から様々な助言を得ながら深度化を図る。
⑤情報発信等の強化・改善
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県気候変動適応センター」ウェブサイトにおける緩和策の情報発信の充実を図る。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける緩和策や適応策の情報発信の充実を図る。
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、住宅情報展において、住宅税制や、建物の長寿命化に向けた適切な維持管理・修繕等の情報を提供する。
・気候変動適応策推進業務については、「沖縄県気候変動適応センター」のウェブサイトにおける適応策の情報発信の充実を図る。
⑥変化に対応した取組の改善
・地球温暖化対策事業については、第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画改定作業の過程において幅広く情報収集を行い、国の動向も踏まえて緩和策と適応策を車の両輪として推進する。
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応計画の進捗管理を行いながら、令和7年度は同計画の中間見直し時期にあたることから、更なる対策の強化を図ることができるよう、引続き国が主催する関連会議へ出席して情報収集を行う。
⑦取組の時期・対象の改善
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、公共交通の利用促進と呼びかけにおいては、引き続き対象者や時期を考慮し、より効果的なものとなるよう検討する。
⑧その他
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進事業(講演会・体験学習等啓発イベント)については、講演会やイベントの開催等、県民や経済界等への鉄軌道導入効果等の理解および機運醸成を図る取組を推進する。
・航空灯火の改修については、灯火更新に係る、各種手続きを早期に行い、年度内で完了できるよう余裕のある工期設定に取り組む。また、不調・不落対策として工事業者にヒアリング等を実施し、工事に着手できるよう取り組む。
成果指標
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、令和4年度に改定した第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画に基づき、計150の施策を全庁体制で推進していく。
令和5年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和6年度目標値は「目標達成の見込み」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設では、放流水質を維持する必要があることから、設備の過度な運転抑制による電力使用量の削減は困難である。 また、施設改築にあたっては、省エネルギー設備の導入を検討する必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、気候変動に関する情報の収集、整理、分析、提供等を行う拠点として沖縄県気候変動適応センターを確保する必要がある。
②他の実施主体の状況
・下水道事業(省エネルギー化)については、雨天時に汚水管渠へ不明水が流入することで、県の下水道施設への流入水量が増加し、電力使用量が増加する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、鉄軌道の持続的な運営を可能とするためには、全国新幹線鉄道整備法を参考とした特例制度(上下分離方式)の創設が不可欠であり、国との調整が必要となっている。また、鉄軌道導入にあたり、国から課題とされている費用便益比について、精緻化した結果、1を超えるケースを確認した。当該結果を踏まえつつ、更なる深度化を図りながら、国との協議を進めていく必要がある。
③他地域等との比較
・地球温暖化対策事業については、地理・地形的に火力発電に頼らざるを得ない電源構成であること、民生部門、運輸部門の二酸化炭素排出割合が高いなど、他都道府県とは異なる本県の特性を考慮した地球温暖化対策の検討・推進が求められる。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・地球温暖化対策事業については、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済規模の縮小し、活動量が低下した状況が継続したことから、一人当たりの二酸化炭素排出量の数値が引き続き低い数値となっている。
・県有施設ZEB化の検討については、第六次エネルギー基本計画において、2030年度以降に新築される建築物について、ZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指すことが示されている。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、国が中心となって推進しているデコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の趣旨を踏まえつつ、普及啓発を推進する必要がある。
・民生部門における普及啓発活動については、国が中心となって推進しているデコ活の趣旨を踏まえつつ、普及啓発を推進する必要がある。
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、全国的に脱炭素化の取組が進められ行く中で、制度整備や新技術の開発の取組も大きく進捗しているため、動向を確認していく必要がある。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、全国的に脱炭素化の取組が進められ行く中で、制度整備や新技術の開発の取組も大きく進捗しているため、動向を確認していく必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応計画(令和3年3月)の策定後、国において「気候変動適応計画」や「気候変動適応に関する広域アクションプラン」が策定されており、これらを踏まえ適応策の推進強化を図る必要がある。
改善余地の検証等
⑦その他
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、子どもや子育て世代などが住情報に関心を持ってもらうには、パネルディスカッションや住まいの情報展の内容をいかに工夫していくことが課題である。また、パネルディスカッションと住情報展が分散して配置されており、より多くの県民に住情報を提供していくには効率的ではない。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進事業(講演会・体験学習等啓発イベント)については、鉄軌道導入に向けた県民の機運醸成について、より効果的な手法について引き続き検討する必要がある。
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、メディアを活用した広報やイベントの実施等により公共交通への関心は高まったものの、より効果的に自家用車から公共交通への転換を促す広報を引き続き実施する必要がある。
・航空灯火の改修については、2030年までにLED化導入率100%の達成には、LED化計画後半年度に工事が集中しないよう平準化を行い、事業を推進する。関係者間調整を速やかに進める必要がある。
成果指標
⑫社会経済情勢
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、新型コロナウイルス感染症の影響により経済規模が縮小し、活動量が低下、消費エネルギーが減少した状況が続いていたことにより、一人当たりの二酸化炭素排出量の数値が減少している。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設で、省エネ啓蒙活動に関する内容を掲示するとともに、施設の契約電力管理や中央監視による運転管理の効率化を図る。また、設備改築に当たっては省エネルギー設備の導入を推進する。
②連携の強化・改善
・地球温暖化対策事業については、地球温暖化防止活動推進員のスキルアップを図るとともに、普及啓発を実施する。
・県有施設ZEB化の検討については、公共建築物の省エネに関する情報の蓄積、施設管理者への働きかけを行う。また、ZEB化への検討を継続して実施することで、その情報を蓄積し、類似施設等の計画に活用する。
・下水道事業(省エネルギー化)については、雨天時に汚水管渠に流入する不明水について、流域関連公共下水道と連携して、「不明水対策連絡会議」を開催し、不明水の流入抑制に努める。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、デコ活の趣旨を踏まえ、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターやおきなわアジェンダ21県民会議などの関係機関と連携した普及啓発を推進する。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターや沖縄県地球温暖化防止活動推進員などと連携した普及啓発を推進する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、特例制度の創設に向け、引き続き国への要請・調整を行う。
・気候変動適応策推進業務については、センター機能を確保するため、有識者や関係者から各分野ごとに必要な助言を受ける体制を構築するなど、連携の強化を行う。
③他地域等事例を参考とした改善
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、全国的に脱炭素化の取組が大きく進捗しているが、検討中の制度や、未開発な技術もあることから、これらを踏まえ、港湾機能高度化の取組においても、短期・中長期の計画を検討する。
④創意工夫による取組の改善(合理化・効率化)
・地球温暖化対策事業については、第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画(改定版)に基づき、幅広く情報収集を行いながら、緩和策と適応策を車の両輪として推進する。
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、パネルディスカッションや住情報展を集中して配置していくことで、より多くの県民に住情報を提供していく。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、費用便益比向上が見込まれる新たな便益項目の候補の洗い出しを行うとともに、費用便益比向上が見込まれる既存の便益項目について、有識者からも様々な助言を得ながら深度化を図る。
⑤情報発信等の強化・改善
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける緩和策の情報発信の充実を図る。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける緩和策や適応策の情報発信の充実を図る。
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、子どもや子育て世代も参加しやすいイベントを計画するなど新たな取り組みにより改善を図る。
・気候変動適応策推進業務については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県の気候変動適応情報」のウェブサイトにおける適応策の情報発信の充実を図る。
⑥変化に対応した取組の改善
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、全国的に脱炭素化の取組が大きく進捗しているが、検討中の制度や、未開発な技術もあることから、これらを踏まえ、港湾脱炭素化推進計画の中で、短期・中長期の計画を検討する。
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応計画の進捗管理を行いながら、同計画の中間見直し時期等において更なる対策の強化を図ることができるよう、引続き国が主催する関連会議へ出席して情報収集を行う。
⑦取組の時期・対象の改善
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、公共交通の利用促進をよびかけるにあたっては、引き続き対象者(自家用車の有無、年齢等)に応じた取組(内容、時期)を検討する。
・航空灯火の改修については、灯火更新に係る、各種手続きを早期に行い、年度内で完了できるよう余裕のある工期設定に取り組む。また工事着手後は関係者間調整を密に行い、工事を円滑に進める。
⑧その他
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進事業(講演会・体験学習等啓発イベント)については、鉄軌道導入に向けた県民の機運醸成について、より効果的な手法を引き続き検討する。
成果指標
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、令和4年度に改定した第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画に基づき、計150の施策を全庁体制で推進していく。
令和4年度のふりかえり
施策の推進状況の分析(Check)
当該施策の主な取組の進捗状況は「順調」である。令和6年度目標値は「目標達成の見込み」である。
主な取組
内部要因の分析
①県の制度、執行体制
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設では、放流水質を維持する必要があることから、設備の過度な運転抑制による電力使用量の削減は困難である。 また、施設改築にあたっては、省エネルギー設備の導入を検討する必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、気候変動に関する情報の収集、整理、分析、提供等を行う拠点として沖縄県気候変動適応センターを確保する必要がある。
②他の実施主体の状況
・下水道事業(省エネルギー化)については、雨天時に汚水管渠へ不明水が流入することで、県の下水道施設への流入水量が増加し、電力使用量が増加する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、鉄軌道の持続的な運営を可能とするためには、全国新幹線鉄道整備法を参考とした特例制度(上下分離方式)の創設が不可欠であり、国との調整が必要となっている。また、鉄軌道導入にあたり、国から課題とされている費用便益比について、精緻化した結果、1を超えるケースを確認した。当該結果を踏まえつつ、国との協議を進めていく必要がある。
③他地域等との比較
・地球温暖化対策事業については、地理・地形的に火力発電に頼らざるを得ない電源構成であること、民生部門、運輸部門の二酸化炭素排出割合が高いなど、他都道府県とは異なる本県の特性を考慮した地球温暖化対策の検討・推進が求められる。
外部環境の分析
④社会・経済情勢の変化
・地球温暖化対策事業については、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済規模が縮小し、活動量が低下、消費エネルギーが減少したため、結果的に一人あたり二酸化炭素排出量の数値が成果指標の計画値を下回った。
・県有施設ZEB化の検討については、第六次エネルギー基本計画において、2030年度以降に新築される建築物について、ZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指すことが示されている。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、国が中心となって推進しているデコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の趣旨を踏まえつつ、普及啓発を推進する必要がある。
・民生部門における普及啓発活動については、国が中心となって推進しているデコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の趣旨を踏まえつつ、普及啓発を推進する必要がある。
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、令和4年12月に改正港湾法が施行されたことを受け、令和5年3月30日に国から港湾脱炭素化推進計画作成マニュアルが公表されたため、マニュアルに基づいた検討する必要がある。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、令和4年12月に改正港湾法が施行されたことを受け、令和5年3月30日に国から港湾脱炭素化推進計画作成マニュアルが公表されたため、マニュアルに基づいた検討する必要がある。
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応計画(令和3年3月)の策定後、国において「気候変動適応計画」や「気候変動適応に関する広域アクションプラン」が策定されており、これらを踏まえ適応策の推進強化を図る必要がある。
改善余地の検証等
⑦その他
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、住情報は子どもから大人まで県民に幅広く周知を図ることが課題である。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進事業(講演会・体験学習等啓発イベント)については、鉄軌道導入に向けた県民の機運醸成について、より効果的な手法について検討を行う必要がある。
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、メディアを活用した広報やイベントの実施等により公共交通への関心は高まったものの、より効果的に自家用車から公共交通への転換を促す広報を実施する必要がある。
・航空灯火の改修については、離島での工事になるため、機器、材料の調達に時間を要し、工期遅延が懸念されるため、関係者間調整を着手後に早期に実施する必要がある。
成果指標
⑫社会経済情勢
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、新型コロナウイルス感染症の影響により経済規模が縮小し、活動量が低下、消費エネルギーが減少したこと等により、一人当たりの二酸化炭素排出量の数値が計画値を下回った。
施策の推進戦略案(Action)
主な取組
①執行体制の改善
・下水道事業(省エネルギー化)については、下水道施設で、省エネ啓蒙活動に関する内容を掲示するとともに、施設の契約電力管理や中央監視による運転管理の効率化を図る。 また、設備改築に当たっては省エネルギー設備の導入を推進する。
②連携の強化・改善
・県有施設ZEB化の検討については、公共建築物の省エネに関する情報の蓄積、施設管理者への働きかけを行う。また、ZEB化への検討を継続して実施することで、その情報を蓄積し、類似施設等の計画に活用する。
・下水道事業(省エネルギー化)については、雨天時に汚水管渠に流入する不明水について、流域関連公共下水道と連携して、「不明水対策連絡会議」を開催し、不明水の流入抑制に努める。
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、デコ活の趣旨を踏まえ、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターやおきなわアジェンダ21県民会議などの関係機関と連携した普及啓発を推進する。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターや沖縄県地球温暖化防止活動推進員などと連携した普及啓発を推進する。
・蒸暑地域住宅の普及啓発については、「建設単価を抑える住まいづくり」をテーマとする基調講演会やパネルディスカッションを行い県民周知が図られた。令和5年度においても、県民に身近で関心の高い住情報提供に取り組む。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、特例制度の創設に向け、引き続き国への要請・調整を行う。
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、計画の検討に関する、情報共有、意見交換等を他の重要港湾管理者と協議するため、各管理者等を集めた協議会を開催し連携の強化を図る。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、計画の検討に関する、情報共有、意見交換等を他の重要港湾管理者と協議するため、各管理者等を集めた協議会を開催し連携の強化を図る。
・気候変動適応策推進業務については、センター機能を確保するため、有識者や関係者から各分野ごとに必要な助言を受ける体制を構築するなど、連携の強化を行う。
④創意工夫による取組の改善(合理化・効率化)
・地球温暖化対策事業については、改定した第2次沖縄県地球温暖化対策実行計画に基づき、幅広く情報収集を行いながら、緩和策と適応策を車の両輪として推進する。
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入に向けた取組については、費用便益比向上が見込まれる新たな便益項目の候補の洗い出しを行うとともに、費用便益比向上が見込まれる既存の便益項目について、有識者からも様々な助言を得ながら深度化を図る。
⑤情報発信等の強化・改善
・産業部門における省エネルギー対策の推進については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける緩和策の情報発信の充実を図る。
・民生部門における普及啓発活動については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける緩和策の情報発信の充実を図る。
・カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定については、運天港および金武湾港・中城湾港カーボンニュートラルポート協議会を通して、各構成員と脱炭素化に向けた取組を協議することで、計画策定の進捗を図る。
・脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化(陸上電力供給施設の整備等)については、運天港および金武湾港・中城湾港カーボンニュートラルポート協議会を通して、脱炭素化に向けた取組を各構成員と協議することで、港湾機能高度化の検討に必要な資料を整理する。
・気候変動適応策推進業務については、デコ活の趣旨を踏まえ、令和4年度に立ち上げた「沖縄県の気候変動適応情報」ウェブサイトにおける適応策の情報発信の充実を図る。
⑥変化に対応した取組の改善
・気候変動適応策推進業務については、沖縄県気候変動適応計画の進捗管理を行いながら、同計画の中間見直し時期等において更なる対策の強化を図ることができるよう、引き続き国が主催する関連会議へ出席して情報収を行う。
⑦取組の時期・対象の改善
・公共交通利用促進広報(シームレスな陸上交通体系構築事業)については、公共交通の利用促進をよびかけるにあたっては、対象者(自家用車の有無、年齢等)に応じた取組(内容、時期)を検討する。
・航空灯火の改修については、灯火更新に係る、各種手続きを早期に行い、年度内で完了できるよう余裕のある工期設定に取り組む。また工事着手後は工程の確認、資材納期の確認を密に行い、工事を円滑に進める。
⑧その他
・鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入促進事業(講演会・体験学習等啓発イベント)については、鉄軌道導入に向けた県民の機運醸成について、より効果的な手法を検討する。
成果指標
・一人当たりの二酸化炭素排出量については、令和4年度に改定した第2次地球温暖化対策実行計画にもとづき、新たに17の施策を加えた計150の施策を全庁体制で推進していく。