基本施策 3-(7)
将来像3「希望と活力にあふれる豊かな島を目指して」の

亜熱帯海洋性気候を生かした持続可能な農林水産業の振興

目指す姿(県の報告書から)

亜熱帯海洋性気候、多種多様な地域資源など、本県の特性を最大限に生かした農林水産業を展開するとともに、離島・過疎地域における基幹産業としての地位も踏まえつつ、魅力と活力のある持続可能な農林水産業を目指す。

:ゴールまでの道のり

スタートの基準値からゴールの目標値へ、青い点の実績値がどこまで進んだかを見ます。

農林漁業産出額(内訳:農業産出額、林業産出額、漁業産出額)

県の達成は困難農業達成は困難林業達成は困難漁業達成に努める

  1. スタート1,117億円(R3年)農業922億円(R3年)林業16億円
  2. いま1,112億円農業909億円林業15億円漁業188億円
  3. ゴール1,385億円農業1,128億円林業16億円漁業241億円(R9年度)

R7から中期になり、スタートとゴールが新しくなりました。

表で見る
農林漁業産出額(内訳:農業産出額、林業産出額、漁業産出額)の年度別の値
報告年度基準値実績値目標値見通し出典
R7
中期
1,117億円 (R3年) 農業922億円 (R3年) 林業16億円1,112億円 農業909億円 林業15億円 漁業188億円1,385億円 農業1,128億円 林業16億円 漁業241億円
R9年度
:達成は困難 農業:達成は困難 林業:達成は困難 漁業:達成に努める付属資料 3ページ(別のタブで開きます)
R6
前期
1,109億円(農林漁業産 出額)(R2年) 910億円(農業産出額) (R2年) 15億円(林業産出額)(R 2年) 184億円(漁業産出額) (R2年)農林漁業産出額1,085 億円 農業産出額879億円 林業産出額16億円 漁業産出額190億円1,304億円(農林漁業 産出額) 1,071億円(農業産出 額) 16億円(林業産出額) 217億円(漁業産出 額)
R6年度
農林漁業産出額:達成 は困難 農業産出額:達成は困 難 林業産出額:目標達成 漁業産出額:達成に努め る付属資料 3ページ(別のタブで開きます)
R5
前期
1,109億円(農林漁業産 出額)(R2年) 910億円(農業産出額) (R2年) 15億円(林業産出額)(R 2年) 184億円(漁業産出額) (R2年)農林漁業産出額1,076 億円 農業産出額890億円 林業産出額14億円 漁業産出額172億円1,304億円(農林漁業 産出額) 1,071億円(農業産出 額) 16億円(林業産出額) 217億円(漁業産出 額)
R6年度
農林漁業産出額:達成に 努める 農業産出額:達成に努め る 林業産出額:達成に努め る 漁業産出額:達成に努め る付属資料 3ページ(別のタブで開きます)
R4
前期
1,109億円(農林漁業産 出額)(R2年) 910億円(農業産出額) (R2年) 15億円(林業産出額)(R 2年) 184億円(漁業産出額) (R2年)農林漁業産出額1,117 億円 農業産出額922億円 林業産出額16億円 漁業産出額179億円1,304億円(農林漁業 産出額) 1,071億円(農業産出 額) 16億円(林業産出額) 217億円(漁業産出 額)
R6年度
農林漁業産出額:達成に 努める 農業産出額:達成に努め る 林業産出額:目標達成 漁業産出額:達成は困 難付属資料 3ページ(別のタブで開きます)

ほかの基本施策の主要指標は、主要指標の一覧でまとめて見られます。

県の説明(): 令和5年の農林漁業産出額は、全体で 1,085 億円と前年より9億円増加したものの、目標値の達成には至らなかった。農業産出額 879 億円のうち、野菜、果樹等の産出額が増加した一方で、肉用牛の産出額が減少した。また、林業産出額16 億円のうち、緑化木・造林木等が増加した一方で、木材関係の産出額が減少した。漁業産出額については、海面漁業、海面養殖業ともに前年から増加している。

施策(29)

ハンコはR7の:
  • A 順調
  • B 概ね順調
  • C・D 成果が遅れている
  • E・F 取組が遅れている
  • G 大幅遅れ

おきなわブランドの確立と生産供給体制の強化

県産農林水産物の安全・安定供給と消費者信頼の確保

多様なニーズに対応するフードバリューチェーンの強化

担い手の経営力強化

農林水産業のイノベーション創出及び技術開発の推進

成長産業化の土台となる農林水産業の基盤整備

魅力と活力ある農山漁村地域の振興と脱炭素社会への貢献

観光ロードマップ この基本施策の主な取組の一部は、県の観光の個別計画「沖縄観光推進ロードマップ」の2の施策でも評価されています。

主な取組の進捗(この基本施策の合計)

主な取組の進捗状況
  • 順調
  • 概ね順調
  • やや遅れ
  • 大幅遅れ
  • 未着手
R4
143件
R5
143件
R6
143件
R7
143件
表で見る
順調概ね順調やや遅れ大幅遅れ未着手計
R4117
81.8%
7
4.9%
11
7.7%
6
4.2%
2
1.4%
143
R5112
78.3%
9
6.3%
10
7.0%
11
7.7%
1
0.7%
143
R6108
75.5%
12
8.4%
7
4.9%
14
9.8%
2
1.4%
143
R7123
86.0%
7
4.9%
5
3.5%
7
4.9%
1
0.7%
143

県によるふりかえり(R4〜R6の3年間)

県の(令和8年5月)が、この基本施策の成果と課題をまとめたものです。

亜熱帯海洋性気候、多種多様な地域資源など本県の特性を最大限に生かした農林水産業を展開するとともに、離島・過疎地域における基幹産業としての地位も踏まえつつ、魅力と活力のある持続可能な農林水産業を目指して、各種施策を展開した。

主な施策の成果

  • 全国一の生産量を誇るモズク養殖に関して、県水産海洋技術センターにおいて、モズク養殖の技術指導やモズクの生産技術等に関する調査研究を実施したほか、県栽培漁業センターにおけるモズク培養種の安定配付等を通じて、県内でのモズクの安定生産と拠点産地の育成につなげた。なお、成果指標の「海面養殖業生産量」については、令和5年の実績が 21,728 トンと、内訳の大部分を占めるモズク生産量が減少したことなどから、目標値を達成できなかった。
  • 県産農林水産物の県内需要の拡大に向けて、県内ホテル・飲食店等と連携し、県民や国内外観光客に対する県産食材の魅力や、県産食材を扱う店舗情報の発信に取り組んだほか、「おきなわ食材の店」制度の認知度向上及び利用促進等を通じて、県産農林水産物の消費拡大につなげた。これら取組を通じて、成果指標の「農水産物直売所の年間販売額」は163億円(令和4年度)となり、現時点で目標値を達成している。
  • 製糖業の経営基盤強化を図るため、製糖設備の合理化や省エネルギー化など製糖事業者が実施する設備更新等への支援を行ったほか、県内小規模離島で営まれる含蜜糖製造に関して、製造コストの不利性緩和や黒糖の販路拡大に向けた支援等を通じて、製糖事業者の経営安定に努めた。一方で、成果指標の「甘しゃ糖産糖量」については、前年度から増加したものの、台風や干ばつ、その他気象条件等の影響を受けて、目標値を下回る結果となった。

主な課題

おきなわブランドの確立と生産供給体制の強化

  • 本県においても、全国と同様に、農業従事者の高齢化等に伴う農家戸数の減少が続いているほか、その厳しい経営環境から若者の農業離れや後継者不足が深刻な問題となっている。
  • 近年の国際情勢の不安定化や円安等を背景に、燃料や肥料といった生産資材価格が高騰し、生産コストが高止まりする中で、コスト上昇分を十分に価格転嫁できていない現状もあり、農業を取り巻く経営環境は一層厳しさを増している。
  • 畜産業においても、農家の高齢化に伴う廃業や農場周辺の住環境の変化に伴う環境問題への対応等によって農家戸数が減少傾向にあるほか、飼料費の高止まりによる生産コストの上昇や肉用子牛の取引価格の下落等を背景に、畜産農家の経営安定化が喫緊の課題となっている。
  • また、これらの生産コストの上昇や担い手不足に伴う基盤の弱体化は、本県農林水産業全体に共通する課題であり、対応が求められている。

県産農林水産物の安全・安定供給と消費者信頼の確保

  • 令和6年3月に県内で侵入が確認されて以降、発生が拡大しているセグロウリミバエについては、早期の根絶に向けた防除対策を徹底するとともに、まん延防止に向けた県民、観光客等への周知啓発に努める必要がある。

多様なニーズに対応するフードバリューチェーンの強化

  • 県産農林水産物の輸出拡大に関して、日本を取り巻く国際情勢が不安定化する中で、従来のターゲット国のみでは成長が見込めなくなっていることから、カントリーリスク分散のためにも、新たな市場開拓に向けたプロモーションの強化を図っていく必要がある。
  • コロナ禍以降、入域観光客数は好調に推移しており、今後も増加が見込まれることから、県内ホテルにおける県産食材の利用促進や観光客に対する県産食材の魅力発信など、観光産業との連携による地産地消の取組を充実させる必要がある。
  • 地域産業を支える製糖業の基盤強化にあたっては、製糖工場の老朽化に伴う施設及び設備の更新が大きな課題となっているほか、資材価格の高止まりや人手不足等による経営圧迫が続いていることから、製糖事業者の経営安定化に向けた更なる支援の充実が求められている。

担い手の経営力強化

  • 漁業を巡っては、燃料費の高騰等による経営コストの高止まりや水産資源の減少に伴う漁獲量の減少等による経営圧迫が続いているほか、漁業者の高齢化や若年層の離職に伴う人手不足が深刻な問題となっている。

農林水産業のイノベーション創出及び技術開発の推進

  • 農業従事者の高齢化や担い手不足等を背景に、スマート技術の活用による省力化の必要性が一層高まっていることから、引き続き各地域・産地の課題や沖縄特有の環境条件、現場ニーズを踏まえたイノベーション創出や効果的なスマート農林水産技術の開発、普及に取り組む必要がある。
  • 温暖化に伴う気候変動による生産物への影響に対する懸念や、多様化する消費者ニーズに対応するため、優れた品種の継続的な開発・改良やこれらの品種に適した生産技術の開発も併せて重要な課題である。

成長産業化の土台となる農林水産業の基盤整備

  • 農地の整形・大区画化や畑地かんがい施設等農業生産基盤の整備を推進したことで、機械化による労働時間の縮減等が図られている。その一方で、事業の長期化が課題となっている地域もみられることから、引き続き、スマート農業の進展等も見据えつつ、農地の集積・集約化や営農の省力化を図るため、畑地かんがい施設をはじめとする農業生産基盤の計画的な整備に取り組む必要がある。
  • 森林病害虫の防除に関して、近年、沖縄本島において松くい虫被害が北上しているほか、これまで被害が発生していなかった離島地域においても被害が激甚化していることから、関係市町村等と連携しながら、選択と集中による戦略的な防除対策に取り組む必要がある。

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出典

県の報告書での番号は基本施策 3-(7)です。報告書の PDF では、この番号で探せます。

令和7年度: 総括報告書(将来像3(主要指標総括表、施策総括表3-(1)~3-(5)) 14ページ)(別のタブで開きます)。主要指標の出典は、主要指標の「表で見る」の各行にあります。

県によるふりかえり(R4〜R6): 新・沖縄21世紀ビジョン基本計画 評価検証報告書【本文】49〜51ページ(別のタブで開きます)